宮沢賢治

筑摩スキー 「毒もみのすきな署長さん」いいぜ。いい、Ze. 「ああ、面白かった。おれはもう、毒もみのことときたら、全く夢中なんだ。いよいよこんどは、地獄で毒もみをやるかな。」 みんなはすっかり感服しました。

DRAGON BUSTER2

3年ぶりですか?2児の父でもいまだ渇いていますよ。大丈夫ですよ?

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー作者: 万城目学出版社/メーカー: 産業編集センター発売日: 2006/04/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 334回この商品を含むブログ (450件) を見るええい、京大の卒業生は化け物か! 先だってのもりみーもそうだけど、ここにまた新たな阿呆…

竹光侍

竹光侍 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)作者: 松本大洋,永福一成出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/12/01メディア: コミック購入: 4人 クリック: 75回この商品を含むブログ (107件) を見るちょおもれえ。いいたかないが、松本天才。あまり漫画に詳しくな…

はれるでしょう

猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)作者: 秋山瑞人,椎名優出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2000/01/01メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 114回この商品を含むブログ (150件) を見る「猫の地球儀」を読み返して、相変わらず涙する。何度目なんだまった…

舞踏会に向かう三人の農夫

リチャード・パワーズ 遺憾。写真に一目惚れした。この写真はやばすぎです。 うげぇ、みすず書房じゃねぇか。なんだよこの値段。などと思いつつ発注してしまうわたし。クリック一つで購入できちゃうのっていけないんじゃないかなぁ。どうかなぁ。 と、思い悩…

海の底

海の底作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/06メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 115回この商品を含むブログ (235件) を見るいやぁ、いい本です。渋い不良中年がいるし、格好いい青年がいるし、健気な女の子もいる。男の子はちょ…

オーデュボンの祈り

オーデュボンの祈り (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/11/28メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 154回この商品を含むブログ (832件) を見る好みの話でした。シュールでシックで孤独と喪失が滲んでる。良い良い。ミステリ部分…

煙か土か食い物

煙か土か食い物 (講談社文庫)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/12/14メディア: 文庫購入: 23人 クリック: 194回この商品を含むブログ (338件) を見る喰わず嫌いの舞城ですが、見事な作品でしたな。完璧にコントロールされたドライブ感が…

知の教科書 批評理論

知の教科書 批評理論 (講談社選書メチエ)作者: 丹治愛出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/10/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 54回この商品を含むブログ (27件) を見る散々な本だ。現代批評は、所詮閉じた世界でのお遊びに過ぎない…

自由を考える

自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス)作者: 東浩紀,大澤真幸出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2003/05/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 13人 クリック: 117回この商品を含むブログ (149件) を見る東浩紀、大澤真幸 某友人には、アズマス…

センセイの鞄

センセイの鞄 (文春文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/09/03メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 56回この商品を含むブログ (353件) を見る川上弘美 まぁ、初老の先生が出てくるというだけで私的には敗北決定なのですが、それを差し…

クラバート

クラバート作者: オトフリート=プロイスラー,ヘルベルト=ホルツィング,中村浩三出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1980/05メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 353回この商品を含むブログ (78件) を見るオトフリート=プロイスラー 中世ドイツにおける粉挽き…

僕はお城の王様だ

スーザン ヒル 優れた本だ。 作者は丹念に、起伏なく二人の少年の日常を描く。起伏が無いといっても、事件はおこる。だが全てが日常の中に埋められていってしまうのだ。そこで描かれるのは「日常」自体が不可避的に胚胎する、悪意と無関心と諦めの姿だ。 あ…

演技と演出

演技と演出 (講談社現代新書)作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/06/21メディア: 新書購入: 13人 クリック: 229回この商品を含むブログ (59件) を見るわたしゃこの人の大ファンなのですが、それを抜きにしてもこの本は必読ですな。混沌と…

Q&A

Q&A (幻冬舎文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/04/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (167件) を見る物語に緊張感があって、語り口も巧みで、引き込まれる雰囲気があって。なのになんでこの人は落ちを回避…

ネジ式ザゼツキー

ネジ式ザゼツキー (講談社ノベルス)作者: 島田荘司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (44件) を見る面白かった。御手洗シリーズの最新刊だが、ここのところこのシリーズは「物語」がただの…

海の空 空の舟

海の空 空の舟 (講談社文庫)作者: 上野哲也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る私小説の類はよう読まんのだが、これには不思議に惹かれるところがあった。だってなぁ、性に煩悶する南の国の少年の話とあ…

ヴァンパイア戦争

笠井潔 あったなぁ、こういうの。たぶんバブル直前あたり。田中芳樹とか風見潤*1とかが「実は世界にはより高次の秩序があって」とか言って神と悪魔を引合に「悪い西洋主義」と「良い東洋主義」の対立にしちゃうやつ。なつかしー。 いま思うと、やはり時代精…

クラウド・コレクター <手帖版>

新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)作者: クラフト・エヴィング商會出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/04/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (59件) を見るあーもう、かわいいかわいいかわいい! 装丁がかわいい文字…

硝子のハンマー

硝子のハンマー作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/04/21メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (129件) を見るひさしぶりの新刊はミステリですか。相変わらず良く調べてあるし、文も達者で安心して読める。 キャラクター…

シラノ・ド・ベルジュラック

シラノ・ド・ベルジュラック (岩波文庫)作者: エドモン・ロスタン,辰野隆,鈴木信太郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1951/07/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 108回この商品を含むブログ (32件) を見る戯曲三昧な日々。うほぉう。すごいなロスタン。…

ヴァレンシュタイン

ヴァレンシュタイン (岩波文庫)作者: シラー,濱川祥枝出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/05/16メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (4件) を見るたまには古典でもと思い立ってシラーの戯曲を買った。久しぶりに岩波文庫の棚の前などうろ…

朝霧

朝霧 (創元推理文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2004/04/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (97件) を見る日本文学を土台にした推理小説ということで、激しく読み手を選ぶ作家ではある。教養(らしきもの…

天国にそっくりな星

天国にそっくりな星 (ハヤカワ文庫 JA)作者: 神林長平出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/02/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (32件) を見るここ最近ライトなコメディタッチの作品が多いが、相変わらずの神林節は健在であ…

おおきく振りかぶって

おおきく振りかぶって (1)作者: ひぐちアサ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/03/23メディア: コミック購入: 1人 クリック: 183回この商品を含むブログ (617件) を見るフオォォ。お・も・し・れー! 行きと帰りの電車の中で、仕事の合間で、都合四度も読…

敵 (新潮文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/11メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 13回この商品を含むブログ (30件) を見る見事だなぁと思う。老練というのとは少し違う。圧迫感とも違う。老いをスゴブル観察的に描いている。客体化し…

桜の文学史

桜の文学史 (文春新書)作者: 小川和佑出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/02/22メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る堪能したぁああ。一冊丸々桜をめぐる素敵旅行だった。大満足だ。 上古から昭和に至る文学上に表れる桜愛を…

フィネガンズ・ウェイク 続き

うん、訳に関しては、腕の達者な職人が一切の創造性を破棄して作業したものと認識する事に*1。 いちどそう割り切ると存外簡単に没頭できる。過剰で絢爛な言葉遊びの庭だ。一文ごとに、罠と解読の悦びがある。仕掛けが凝りすぎててじっくり読む必要があるのが…

フィネガンズ・ウェイク

ジェイムズ・ジョイス ぐわああ。どこのあくまが、俺にフィネガンズ・ウェイクを読もうなんて蛮勇を吹き込んだのだ! 柳瀬さんの訳だから、とか思って買ったのは確かに考え無しだった。ああ認めるさ。そんで面白いさ。訳も達者だ。でもな、こんな「誰を読ん…