花の京都

やすらい祭

前日に名古屋の友人宅を経由して、京都まで足を伸ばした。いつもの様に神社めぐりだ。ほとんどプランなしだったが面白かった。
唯一事前に考えていたのが、前にも紹介した今宮の花鎮めだ。氏子達の家を、赤と黒の鬼が訪れて踊りを奉納する。無闇に古色ゆたかな素敵まつりだ。黒鬼は鐘を鳴らし、赤鬼は太鼓を叩いてくるりくるりと宙を舞う。すげー格好いい。西陣の街並みは古い京都の面影を残していて、細い格子戸の家がたまらなんだ。
続いて上賀茂神社に。参道両側が芝になっていて、見事な風格の枝垂れ桜が美しい花を咲かせていた。賀茂は言うまでも無い京都最古の神社の一つだが、あそこまで素晴らしいとは思わなかった。神社奥の山を模したと言う砂立や、古神道を色濃く残す岩上も興味深いが、やはり拝殿の美しさが特筆に値する。神韻標榜。引き込まれる雰囲気は言葉にできない。あと、併設されている二葉姫稲荷は素敵物語がありそうでちょいと興味あり。ちなみに神社前の今井食堂のサバ煮、最高でした。
帰り道に一条戻り橋の晴明神社に寄った。最近の陰陽師ブームに乗ってか、付近には陰陽師グッズのお店が見える。陰陽グッズとは名ばかりの、女子向けファンシー屋さんだが客層を的確に捉えているのだなぁと感心した。実際不思議系女子ばかりだったしな。
ともあれ堪能した。また寄ろうと思う。