2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

踏切

最近帰りが遅いせいか、深夜の踏切の姿をよく見る。夜の闇の中に、街灯に照らされて浮かびあがる黄色と黒の×印がなんだか鹿爪らしい風貌に思えていい雰囲気だ。

天文台日記 続き

石田五郎 身悶えするほど面白い。深夜の吉野屋でカレー丼を喰いつつわたわたしてしまう。元旦から始まった日記も早六月まできてしまった。読み終わるのが悲しい。復刊もむべなるかな。 いい本に会いました。

天文台日記

触りを読みはじめたばかりだけど、たまらない。ものすごく面白い。 題名の通り、天文学者の日常を淡々と綴った本だ。語られるのは充足した、確信に満ちた日々のノートである。こういう話を読むと身悶えしてしまう。 訥訥として味わいのある文章に酔う。こん…

フォント

Defoma + pango 最高! いままで XF86Config-4 のフォントパスが変わるのがなんとなく嫌だったのですが、悪いのは Defoma ではなくて x-ttcidfont-conf だったのですな。 うちの Xアプリは gtk2 オンリーなので*1 defoma-reconfigure するだけで /usr/share/…

ヒトは環境を壊す動物である

小田亮 じじ臭いと思いつつも一般書*1を買うのをやめられぬ。困ったものだ。ここには書いてないけどほとんど毎週買っている。 本書は動物行動学やら進化動物学、社会心理学の話を環境問題に絡めて解説した本だ。目新しい新説は無いが、それぞれの方面のトレ…

半落ち

横山秀夫 職場の方に借りました。前から読みたかったんですよ。 非常に精緻に書いてあるという印象。手法としては目新しいところはないけれど、安心して読めます。ミステリーとはこうあるべきだとは古いミステリーファンの繰り言ではありますが。 あちこちで…

雪だ。世界がしんとする。子供が本屋の前ではしゃいでいる。手の平の上でとけていく。 明日は高尾にいこう。

THE BIG 3

ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエら「近代建築の三悪人」の特集ムックを見掛けたので購入。気がつかなかったけど BRUTUS 編集だったのか。設計図も載ってないし物足りないけど、それじゃしかたない。 しかし、最近…

風邪

一向に風邪が直らぬ。よもやもすると血管が切れるのではないかと思う程咳がでる。独り身で病に会うと気弱になるなぁ。 あと、思わぬところで咳止めシロップが役に立ちました。(本来の用途を履き違えている)

楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史

牧野修 ジャンルを知らないで読みはじめたのが却ってよかったですな。堪能しました。なかでも「踊るバビロン」が秀逸です。これに関しては声を大にして傑作だと太鼓判。 このかたはずいぶん読書傾向が似てるらしく、そここに貴志祐介、中島らも、米光一成、…

水晶内制度

笙野頼子 おおう、久しぶりに面白い小説ですよ。こーいう無闇に読者を引っ張り回して突き落す文体は大好きさ。無闇やたらに韜晦チックな素敵空間。自家中毒と神を見るヒステリーと薄っぺらい性愛感覚。あたしって終ってるのよそーなのよどうなのよ的な狂躁的…

年が開けました

メリークリスマス。皆さん。