水晶内制度

水晶内制度
笙野頼子
おおう、久しぶりに面白い小説ですよ。こーいう無闇に読者を引っ張り回して突き落す文体は大好きさ。無闇やたらに韜晦チックな素敵空間。自家中毒と神を見るヒステリーと薄っぺらい性愛感覚。あたしって終ってるのよそーなのよどうなのよ的な狂躁的ルサンチマンの極北。
ああたまらない。素晴らしい。