キングダム・オブ・ヘブン

この御時世に十字軍ネタか、よといささかの火事場見物気分で足を運びましたが、蓋をあけりゃぁいつものリドリー・スコット節でござぁんした。つまり美しい構図と、疾走感あふるるキャメラワークで綴る戦争絵巻ですな。かわらねーなー、おい、スコットよぅ。
と戯けはともかく、個人的には興味深い映画でした。舞台はフランクがエルサレムを制圧して90年。イスラームの英雄、サラディンエルサレムを奪還するまでが描かれています。このあとイギリスのライオンハートリチャードが出歯亀ってくるのですがそれはエンディングで軽く触られる程度。このあたりの歴史には疎かったので、非常に面白かったですよ。
あ、一番惚れたのはホスピタラー役のデヴィット・シューリスっす。おっちゃん最高でした。