BOOK DESIGN

DTPWORLD 別冊
本の装丁にフォーカスをあてたデザイン特集。ひとつひとつだと「あ、手の込んだ装丁だな」で終わってしまうところが、こうして集められるとなんというか奇妙な迫力を感じる。
特に、立ち読みでいいので柳澤健祐による「我輩は猫である」は是非見て頂きたい。さすがは装丁の力だけで「世界の中心で、愛をさけぶ」を売っただけの事はありますな。*1
個人的に好きな装丁は、中島らもの「永遠も半ばを過ぎて」です。小説の中で語られる本をあしらった構成で、かつ奇を衒ったところのない良い装丁でした。
巻末の「講談社ブックデザイン賞全記録」も見ているだけで楽しめました。帰りの電車でにやにや笑ってしまいましたよ。

*1:未読です