小江戸川越

小江戸川越

紅葉狩り気分で喜多院まで足を伸ばしてみた。残念ながら、紅葉を楽しむには時期的に過ごしてしまっていたが、蔵造りの町並みと菓子屋横丁に大満足だった。
川越の町並みは落ち着いた雰囲気で、ゆっくりした時間感覚が好印象だ。駅前にぺぺやプリンスホテルこそあるものの、基本がヒューマンスケールなのでほっとする。地方都市にありがちな、空疎な巨大建築がないのは素晴らしい。市民の卓見を感じる。
蔵造り街の江戸建築は明治期の再建とのことで、古い様式の町並みが現存している理由に納得。ほんとなら残ってるはずのない中期江戸の建築が現存するのには、きちんと理由があったのですねぇ。
菓子屋横丁の板壁トタン屋根には懐かしさあふれましたな。三坪広場では夕日の幻覚すら覚えた。あぁ、ああ。昭和は遠くなりにけり。