ヴァンパイア戦争

ヴァンパイヤー戦争〈1〉吸血神ヴァーオゥの復活 (講談社文庫)
笠井潔
あったなぁ、こういうの。たぶんバブル直前あたり。田中芳樹とか風見潤*1とかが「実は世界にはより高次の秩序があって」とか言って神と悪魔を引合に「悪い西洋主義」と「良い東洋主義」の対立にしちゃうやつ。なつかしー。
いま思うと、やはり時代精神で伝奇小説を読むようなやつでも「大きな物語」を求めていたということなのか知らん。当然バブルがきて、去ると誰も見向きしなくなっちゃったんだけどね。

*1:書いてたんですよ